働き方革命？時間外労働1ヶ月100時間までOK！Why Japanese People！

決着しましたね。

政府主導で進められている働き方革命。時間外労働に焦点を当てて議論が進められていたようですが、1ヶ月上限100時間未満ということで決着したようです。

時間外労働１か月上限 １００時間未満で決着へ | NHKニュース

うん、そうなんだ、としか言いようが無いよねこれ。

1ヶ月上限100時間は少ないのか

多いです笑

まぁ一昔前の「24時間働けますかー？」世代の人たちにとっては少ないんでしょうけど、今この現代を生きる僕達にとっては、果てしなく多いです。

月の稼働時間は20日なんで、月100時間というと1日5時間。5時間ですよ、5時間。最も一般的な勤務時間が9時〜18時なので、5時間プラスとなると23時まで。んで、この時間まで働くとなれば、企業的には休憩時間を取らせなければいけない（よね？）ので、23時30分とかになるわけですよ。

これ、遠い人だったら、結構終電近い。ほぼ終電の時間。僕も以前関東にいた時は0時くらいには終電行っちゃってましたし。

僕ら世代はなぜ労働時間が多いと感じるのか

これは単純にお金と安定の問題。

昔は残業代全額支給、今は全部サービス残業。

昔は年々給与が上がっていた、今は年々給与が下がっている。

昔はリストラなんてない、今は周りはリストラだらけ。

単純にたくさん働いても残業代は貰えないし、かといって常にリストラされる可能性はある。給与だって現状維持ならまだしも、年々下がっていく。しかも一度派遣社員になってしまったら二度と正社員に戻ることができない。

単純に僕らのライフスタイルが時代と共に変わっていったんです。企業側の働かせ方が昔のまま残ってるだけなんです。本来、単純な問題だし、悪徳企業さえ根絶してしまえば済む話なんですけどね。

まぁこんな状況なので、僕ら世代は会社に従属したいっていう感覚はないんです。従属せざるを得ないだけで。だから会社に尽くしたいっていう気持ち、もうないんです。会社が好きで好きでたまらない、なんて人、御社内にいます？

残業代全額支給制度の方が有能

時給計算の給与体系に全面賛成ってわけではないですが、もしも、仮に本気で日本人の労働時間を減らしたいと思うんだったら、「外部機関を置いて残業代を管理する」ってのがいいんじゃないかな。

例えば、僕は末締めの日に外部機関に今月分の労働時間を申請する。これは、会社員全員に義務化する。んで、外部機関から残業代が支給される。外部機関はその分を所属会社から徴収する。

第三者が入ることで、会社としてはもう、逃げられないと思うんです。当然会社としては残業代を払いたくないので、社員の勤労管理を徹底する。そうすれば自然に社員の労働時間は減っていくと思われる。

第三者機関はシステム化すれば人件費なんて微々たるもの。議員さんの懐に入る分くらいあれば十分でしょう。不正受給問題ももちろん出てきますが、共通フォーマットで第三者機関と連携できるようなシステムを導入すればよい。

ね。どう？どう？

僕らが求めているのは働き方革命ではなく給与倍増キャンペーン

なんだかんだ、「100時間なんて多いやろ、ちっとは考えろや、無能か」とか言いながらも、僕らはお金欲しいんです。

例えば僕は月給34万なので、月労働時間160時間として時給換算で2125円です。100時間なら割増賃金で残業代だけでも26万以上になります。すごっ。深夜割増賃金にもなるので、きっちり計算したら30万くらいにはなるかな？計算してないけど。

で、仮に30万になるんだったら、それだけで360万、今の年収が404万なので、一気に800万クラスになります。おいおい800万かよ、そんだけ貰えれば文句ないわ。今回合意された1ヶ月100時間までサービス残業OK法案とは、雲泥の差だわ。

こういうこというと、そんなん労基違反やんとか言われるんだろうけど、ぶっちゃけキミんとこもそんな変わらんやろ？むしろ残業代全額支給してる企業あったら教えてください、即就職させていただきますので。

おわりに

今回の労働時間規制の裏側では「残業代なくなることで生活が苦しくなる社員もいるんじゃないの？」って言ってたけど、そもそもそんな安月給で働いている会社の社員は残業代なんてもらってないですからね。。

まぁ、よりよい日本になるのはまだ先ということで。

そいぎんた！