スペンサー・ジョンソン著「チーズはどこへ消えた?」は今安定した生活を送っているキミにこそ読んでもらいたい
ちょっと前に話題になっていた本、「チーズはどこへ消えた?」を読んでみた。趣味の古本屋巡りでゲットしたんだ。英文名は「Who Moved My Cheese?」。著者はスペンサー・ジョンソン(Spencer Johnson, M.D.)。
話題になってたってだけで、どんな内容かも知らずに買っちゃったわけで。結果どうだったかというと、僕にとっては真新しい発見はこれといってなかったんだけど、まぁ一読しといて損はないかな?ってくらい。
あらすじ
登場人物は、ネズミ二匹と小人二人。ネズミの名前はスニッフとスカリー、小人はヘムとホー。
表題になっている、「チーズはどこへ消えた?」のチーズは何かって言うと、もちろん本当のチーズじゃなくって、その人自身が欲しいと思っているもの。求めているもの。「幸せ」と言い換えてもいい。
チーズは迷路の中にあって、最初はスニッフ、スカリーもヘム、ホーもみんな迷路の中のチーズを探している。んで、みんな探しているうちに大量のチーズを見つける。でもある時、唐突にそれがなくなってしまった。スニッフ、スカリーはすぐに次のチーズを探しに出かける。ヘム、ホーはチーズがなくなったことに悲観し、その場にとどまり続ける。
しかしこのままじゃいけないとホーは新たなチーズを探しに出る。しかし、ヘムは一向に変わろうとしない。ホーは一人でも先に進み、ようやく新しいチーズを見つけることが出来た。
簡潔だけど、以上がこの物語のあらすじ。変化は誰にでも起こり得ることであり、それを予期できるかどうか、変化に順応できるかどうか、そのあたりを考えさせられる内容だった。
僕自身のチーズはお金です
まず先に言っておきましょう。僕にとってのチーズは、お金です!幸せはお金では買えないとはよく言うけれど、お金がなければ幸せにはなれません。綺麗事なんて言ってらんないんだよ!バーカ!
お金が無いと、お金がネックで出来ないことってのが、すげえ増えるんです。例えば外国の文化に触れたい!と思っても、金ないと行けないじゃん?そういうことだよ。「人生お金じゃない」って言ってるやつは、実際お金持ってる層なんだから。
僕のチーズの遍歴
ぜんっぜん足りない。足りた経験がない。
ただ幸運なことに、チーズがなくなったことはありません。なんでかってよくよく考えてみれば、常日頃からチーズを探しまくっているからかもな、と思ってる。まぁ、要するに年収アップ目指して転職してきたってこと。
世間的にはジョブホッパーって言われる類なのかもしれない。今転職して半年ちょいだけど、いいお誘いがあれば、いつでも転職するつもりがある。
もう昔のことだから自分のことじゃないように感じてしまうんだけど、僕のファーストキャリアは東証一部上場の大手企業で始まった。その後IT企業に転職したわけだけど、その時は、まだそこにチーズはあった。でも、それが未来永劫残っているなんてことは全く思えなかったし、そのチーズだけを一生食べていきたいと思ったことはなかった。
だから、僕はチーズを食べきる前に、自らの意志で新しいチーズを探しに出た。今はその時よりは多少いいチーズを食べて暮らしているが、満足には程遠いので、日々新しいチーズを探しに行っている状態。
チーズがなくなる前に行動したという点に置いては、僕はこの物語の登場人物の誰とも被っていない。ちょっと異質な存在なのかもしれない。もしかしたら頭のネジが吹っ飛んでいるのかもしれない。今も昔も、僕は常に変化を求めているし、どんな変化にも順応できる自信はある。
チーズ製造機を作る、もしくは見つければ勝ち
さっきも言ったように、僕はまだ飽きもせず新しいチーズを探しまくっています。一つのチーズに飽き足りず、色んな場所でチーズを探そうとしている。まぁつまるところ、副業でワンチャンも狙ってるってこと。THE、現代人。
今もちゃんと食べていけるくらいのお金はあるけど、もっと自由に外食したりガジェット買ったりいい家に住んだり海外旅行行ったりするには、全然足りんのですよ。まぁ年収408万だしね。全部できるわけないよね。
でも僕はガマンしたいわけじゃないし、全部やりたい。わがままだから。
しかし探すのって、疲れるやん。一生続けるのは無理ゲーやん。ってことで、チーズを作る機械を作るか、見つければ勝ちだと思うんよ。いわゆるストック収入。働きたくない。
おわりに
最後の方だいぶ話それちゃったけど、「現状維持」で満足している、満足はしていないけど何すればわかってないって人は、読んどいたほうがいい本ってことは間違いないでしょう。値段もそんなでもないし。
そいぎんた!